「第1話で肩すかし?いったい何話からのめり込むようになったのだろう?(仮)」
カウボーイビバップ(全26話)
監督:渡辺信一郎 / シリーズ構成:信本敬子
賞金稼ぎのスパイク・スピーゲルとジェット・ブラック。2人が乗るビバップ号は、様々な賞金首を求めて広い太陽系を駆け巡る。
1998年、サンライズ制作のSFアニメーション。初めての放送はテレビ東京での12話+1話のみ。その後WOWOWにて全26話が放送される。監督は『マクロスプラス』の渡辺信一郎。シリーズ構成は『白線流し』の信本敬子。そして音楽は菅野よう子。また2001年には、劇場版『カウボーイビバップ 天国の扉』が公開される。
以下は核心部分を含みます
まだまとめはありません。各話考察を作成中です。
この作品が放送されたのは、まだ「新世紀エヴァンゲリオン」の熱が冷めやらぬ頃。確かこのあたりに「Air/まごころを君に」が公開され、僕もご多分にもれずはまっていました。そんな時に、友人が勧めてくれたのが「カウボーイビバップ」と「ジャイアントロボ」でした。(余談ですが「ジャイアントロボ」がシズマドライブではなく、原子力で動くという事が分かった時の登場人物の衝撃は、今だとなおさら共感できます)。そのためテレビ東京の放送もWOWOWの放送も見ておりません。というよりこの頃も、テレビは持っていませんでした。というわけで、VHSでレンタルが始まってからの鑑賞。各巻のレンタル開始日に合わせて、数少ない友人宅を転々としながら、三話(二話)セットで見ていきました。
<初回鑑賞時>
初めて第1話を見た時に心の中でつぶやいた言葉、今でもはっきりと覚えています。それは「なんだこれ?」です。悪い意味での「なんだこれ?」です。盛り上がりに欠け、どこかの映画で見たようなストーリー。友人が絶賛していた作品なので、口には出せなかったのですが、本当に「なんだこれ?」です。ただ、雰囲気は嫌いではなかったので、仕方なく面白い作品だと思い込みました。そして、あの第2話です。ちょっとこれは失敗したかな、と思いました。
それではどこから、面白いと思えるようになったのか?今になって考えれば、第1話から第3話までは、物語の設定と状況説明に使われており、純粋な1話完結のストーリーが始まるのは第4話から。そして、僕が「面白いかも?」と思えたのも第4話からです。また、人によっては本筋が動いた第5話からとの考えもあります。ただどちらも「面白いかも?」と思えたラインで、どこからのめり込んだのかは、いまいち分かりません。
<2回目鑑賞時>
すでに数回は見ていたのですが、二回目の鑑賞ということでまとめます。時期としては劇場版の公開前後です。この頃、僕がよく友人達に主張していたのは、エドはいるのか?という事です。さらに言えば、フェイもいるのか?などと吠えていました。個人的にですが、このアニメ的なキャラがいなければ、もっと作品の世界観が良くなったのではないかと考えていました。しかし友人達には「それだと物語全体が重くなって、すごく疲れる作品になる」「主要キャラが多いほど人物を多面的に描ける」「ストーリーが似たような話ばっかりになる」など散々な言われようでした。しかし今になって思えば、友人達の意見の方が正しかったのかもしれないです。
<3回目以降鑑賞時>
内容に関してではないのですが、最近(でもないが)の事。HDリマスター版が出たときに、Blu-ray Boxを買いました。HDリマスターの意味をいまいち理解してなかったので、16:9で作品を作り直したのか!と勝手に興奮していました。馬鹿です。よく考えれば分かることなのに。
<まとめ>
結論から言えば、テレビアニメとしてこれを超える作品には、いまだ巡り会えておりません。職場で同僚に勧めた際も、最後まで見てくれた人は絶賛に近いです。しかし、以外に最初の段階で飽きる人も多い。気持ち的には分かります。僕も第1話を見たときの肩すかし感は、今でもはっきりと覚えているぐらいなので。今回は全話のレビューを通して、なぜそうなってしまうのか?それではどこまで見れば面白いと思えるのか?それとも好みの問題なのか?その辺りを考察していければと思っております。
< 物語に関して >
前回と同じように、各話全てのレビューが終わり次第、まとめる形になります。
まず、全体の概要。とりあえず今の段階では、主人公とストーリーだけ上げておきます。テーマは全体を解釈出来るほど把握できていないので、表記いたしません。(現状では、大人向けの格好いいアニメをつくる、といった程度のテーマしか思いつきません)。それ合わせで、ストーリーの解釈も変更の可能性があります。
全体の構成に関しても、全話レビュー終了後に更新を行ないますが、下記のグラフのみ随時更新を行っていきます。
主人公
「スパイク・スピーゲル」
ストーリー
「裏の組織を抜けたスパイクが、過去と決着をつけるため組織と戦い死ぬ」
各話リンク
とりあえず下記が現状です。レビュー済みエピソードにはリンクを貼っていきます。長いです。26話もあります……最速の週1ペースで更新をおこなったとしても、ほぼ6ヶ月かかります。同時並行で、他の劇場公開作品や、過去レビューの修正もおこないたいと思っておりますが、出来る限り年内完了を目差します。
申し訳ございません!年内に終わらせることが出来ませんでした……
- Session #01 アステロイド・ブルース第1話の段階でそこまで設定を考えていたかが微妙なところです。考察自体が理屈っぽく後づけくさい。参考程度に。ブルの予言は第26話でまとめて考察。
- Session #02 野良犬のストラット
- Session #03 ホンキィ・トンク・ウィメンロマニーの解説は第15話で。
- Session #04 ゲイトウェイ・シャッフル
- Session #05 堕天使たちのバラッド
- Session #06 悪魔を憐れむ歌スパイクの「バアン」の考察は再度最終話で。
- Session #07 ヘヴィ・メタル・クイーン
- Session #08 ワルツ・フォー・ヴィーナス
- Session #09 ジャミング・ウィズ・エドワード疑似家族かどうか → 全話まとめで。
- Session #10 ガニメデ慕情懐中時計の盤面は読み解けず謎のまま。スパイクの「女がみんな自分と同じだと思ったら、大間違いだぞ」に関しては、第15話と最終話で補足。
- Session #11 闇夜のヘヴィ・ロックフェイの教訓「他人を信じてろくな事がない」 → 全話まとめで再考。
- Session #12 ジュピター・ジャズ(前編)
- Session #13 ジュピター・ジャズ(後編)
- Session #14 ボヘミアン・ラプソディ
- Session #15 マイ・ファニー・ヴァレンタインスパイク「過去はどうあれ未来はあるだろ」 → 最終話で詳しく。分解7も最終話で補足。
- Session #16 ブラック・ドッグ・セレナーデ
- Session #17 マッシュルーム・サンバスパイク・ジェット・フェイが見たヤバキノコの幻覚、意味は全く分からず手がかりなし。
- Session #18 スピーク・ライク・ア・チャイルド
- Session #19 ワイルド・ホーセス
- Session #20 道化師の鎮魂歌
- Session #21 ブギ・ウギ・フンシェイ
- Session #22 カウボーイ・ファンク
- Session #23 ブレイン・スクラッチ
- Session #24 ハード・ラック・ウーマン
- Session #25 ザ・リアル・フォークブルース 前編
- Session #26 ザ・リアル・フォークブルース(後編)
- 劇場版 カウボーイビバップ 天国の扉本編には関係がないので後日、単体で考察します。
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